Windows10上でFS2004を動かす方法は,他の二つの記事で説明しています。
http://etc-ref-room.pbook.jp/?p=11
http://etc-ref-room.pbook.jp/?p=15
私もWindows11を導入してFS2004を実行したら、先の手順をやってとりあえず動かすことができました。
一時的に Windows11 の更新後動作しなくなったのですが、最近それを回避できる方法がわかりました。
FS2004本体のインストール
Windows11上で不具合が発生したとき新しいFS2004をインストールしたいと考えた時、そのままではCD-Protectのためインストール出来ません。
この場合は、仮想PC上に用意されたWindowsXP環境にインストールします。
このとき利用する仮想PCは、VMware WorkStationが気軽に使えるのでオススメです。
https://pbook.jp/?p=1342
なお仮想PCではグラフィックドライバーが最適化されていないため,仮想PC上のFS2004は動くことが重視されるだけでパフォーマンスは認められない。
そしてインストール後のFS2004全体をWindows11上に持ってきます。
その後は、No-CD のインストールなど必要な手順を実行します。
レジストリーの処理などは不要です。
実行ファイルの互換性設定
これが一番大事な部分です。
FS2004 は,WindowsXP 時代のゲームにあたって,Windows11 上で実行するときは実行ファイルのプロパティで「WindowsXP(Service Pack3)」のモード互換を設定する必要があります。
また互換モードを設定する実行ファイルは「FS9.exe」のほか2つあり、
「fs2000.exe」と「fs2002.exe」も互換モードを設定します。
アドオンソフトウェアのインストール
WindowsXP時代のソフトウェアはほとんどありますが、Windows11上には直接インストールできないアドオンもあります。
もし場合には、仮想PC上にインストールしたWindowsXP上にインストールします。
インストールしたアドオン・ソフトウェアをインストールしたらWindows11にコピーすれば、それなりに動作します。
このとき必ずWindows11のプログラム設定以外の場所にコピーしてください。
デバイスの互換性
Windows11上のFS2004は、デバイスの互換性が非常に優れています。
Windows10で利用できていたデバイスが使えなくなることがあります。
わたしの場合、「TCA Quadrant Airbus Edition」は誤動作して使えなくなりました。
「TCA Sidestick Airbus Edition」と「Velocity one Stick」は、設定を調整して一応動作しました。
何もしなくても使えなかったのは、WindowsXP時代に発売された「Saitek Cyborg 3D」でした。
昔のシミュレータをWindows11上で試すときには昔のデバイスの方が相性が良いようです。
高精細ディスプレイの活用
FS2004は,4Kディスプレイのフルスクリーンでも表示できます。
Windows11のバージョンアップで、一時動作しなくなったFS2004もなんとなく表示できましたが、FPSは60度になりました、ウウインドの表示に時間がかかりました。
Windows11の再起動後はスクリーンモードでFPS90~200まで向上しました。
Lossless ScalingをつかえばFPSをあげることはできますが、少し動作が不安定になります。
原因として推測しましたが、FS2004は32bitアプリなので、動作時に何かメモリ操作を行っているのかもしれません。
またフルスクリーンからウインドウモードに「Alt+Enter」で切り替えたときウインドウが上端に移動してウインドウ上部が隠れてしまう事があります。
この場合、画面の下端を拡大すると、画面表示がリセットされて上端が表示されます。






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