Windows10上でFS2004を動かす方法は,他の二つの記事で説明しています。
私もWindows11を導入してFS2004を動かすときに,先の手順を実行してとりあえず動かすことが出来ました。
しかしながら不具合も発生しましたので,それを回避した方法を説明します。
FS2004の本体のインストール
Windows11上で不具合が発生したとき新しいFS2004をインストールしたいと考えた時,そのままではCD-Protectのためインストール出来ません。
この場合は,仮想PC上に用意したWindowsXP環境にインストールします。
このとき利用する仮想PCは,VMware WorkStationがやさしく使えるのでオススメします。
そしてインストール後のFS2004フォルダー全体をWindows11上に持って来ます。
その後は,No-CDのインストールなど必要な手順を実行します。
レジストリーの処理などは不要で,そのまま実行することができます。
なお仮想PCではグラフィックドライバーが最適化されていないため,仮想PC上のFS2004はパフォーマンスが悪く実用に耐えません。
アドオンソフトウェアのインストール
WindowsXP時代のソフトウェアが大半ですから,Windows11上で直接インストール出来ないアドオンもあります。
そういう場合には,仮想PC上にインストールしたWindowsXP上にインストールします。
インストールしたアドオン・ソフトウェアをフォルダーごとWindows11にコピーすれば,大抵動作します。
このとき必ずWindows11のプログラムフォルダー以外の場所にコピーしてください。
デバイスの互換性
Windows11上のFS2004は,デバイスの相性が厳しくなっています。
Windows10で利用できていたデバイスが使えなくなることがあります。
わたしの場合,”TCA Quadrant Airbus Edition”は誤動作して使えなくなりました。
”TCA Sidestick Airbus Edition”と”TCA Pedal”は,設定を調整して動作しました。
何も気にせず使えたのは,WindowsXP時代に発売された”Saitek Cyborg 3D”でした。
昔のシミュレーターをWindows11上で動かすときには,昔のデバイスの方が相性が良いようです。
高精細ディスプレイでの利用
FS2004は,4Kディスプレイのフルスクリーンでも100FPS以上で表示できます。
フルスクリーンからウインドウモードに「Alt+Enter」で切り替えたときウインドウが上端に移動してウインドウ上部が隠れてしまうことがあります。
この場合,スクリーン下端をドラッグして広げてやると, 画面表示がリセットされて上端が表示されます。
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