最新のPCでなくても動く「軽い」フライトシミュレータであるFS2004は,機体の表示に関しては完成していると思います。
けれども,Windows10では動かすことができません。
それは,FS2004をはじめるときに,プロテクトのかかっているDisk4をパソコンのCDドライブに入れておかなければ動作しない仕組みになっているからです。
Windows10は,そういったプロテクトの仕組みを無視してしまうからです。
そのため,何も対策をしなかったら,自分が持っているパソコンがWindows10だった場合には,FS2004を動かすことができません。
でも,それを回避する手段があります。
NoCDの入手
「NoCD」というソフトを使います。
このソフトウェアは,2003年ころ公開されたソフトウェアです。
ソフトウェアといっても,単にFS2004のプロテクトチェックをしている「fs9.exe」にプロテクト回避の修正をしただけなんだそうです。
この修正プログラムは現在でも入手可能です。
入手先は「FLYAWAY Simulation .com」からです。
この修正は,厳密に言えばFS2004の使用ライセンス契約違反になるでしょうが,マイクロソフトがWindows10用の対策をしてくれないので,やむを得ず使う・・・というところです。
NoCDの使い方
ファイルの展開
まず入手した「NoCD]は,圧縮ファイルですから,デスクトップか どこか適当なディレクトリに展開します。
ファイルの置き換え
まず,FS2004をインストールしたフォルダーをデスクトップに表示させます。
そのフォルダーの中にある「fs9.exe」を見つけます。
表示できないときにはエクスプローラーのオプションでファイル名拡張子の表示にチェックをいれてください。
「fs9.exe」を見つけたら,FS2004をインストールしたフォルダー以外の場所に「fs9.exe」をコピーして保管しておいてください。
つぎに「NOCD」を解凍したフォルダーを隣に表示させます。
「NOCD」を解凍したフォルダーの「fs9.exe」を「FS2004」をインストールしたフォルダーにドラッグアンドドロップします。
もちろん「上書き」します。
fs9.exeのプロパティの変更
FS2004の動作保証は,WindowsXPまで でしたから,「fs9.exe」の互換性を調整します。
「fs9.exe」を右クリックしプロパティを表示させます。
この写真では,私が「fs9.exe」のショートカットを「FS2004」と名称を変えたので「FS2004のプロパティ」と表示されています。
この画面で「互換モード」を「WindowsXP(Service Pack3)」に変更し,OKボタンを押します。
fs9.exeのショートカットをデスクトップに作る
最後にNoCDから入手したfs9.exeのショートカットをデスクトップに作っておけば,クリックするだけでFS2004が動かせます。
これで作業は終了です。
問題なく,FS2004がWindows10上で動いています。
Comments